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家づくりは、森づくりである。building a house is the making of forest

皆さんは、家を建てる為の木材がどこから来ているかご存知ですか?最近は、国産材の普及も進んできましたが、これまではお客さんも設計事務所も、工務店でさえ自分たちが使用する木材がどこから来ているものか知らない状況がありました。では実際に、どこから来ているかというと、マレーシアやフィリピン、カナダ、フィンランド、ブラジルなど世界中から輸入されており、そこでは森林破壊と同時に希少生物の住処も奪ってしまっているのです。一方で、日本は国土の3分の2を森林が占め、フィンランド、スウェーデンにつぐ森林大国にも関わらず、木材自給率は平成24年時で約28%(林野庁調べ)と目の前にある森林資源を活用できていない状況です。
そのような状況に対して、日本の山村地域の木材を購入し使用することで、林家の力になり、地域を元気にできて山を守っていける。さらに、海外の森林破壊も防ぐことができます。本当に気持ちよく家を建てて、気持ちよく暮らしていくために、私たちは生産履歴(トレーサビリティー)の明確な木材産地と繋がり、木材を調達しています。また、そのことで産地の木材の特徴をよくわかり、家づくりにその特徴を活かすことができるというメリットもあります。その意味では、家づくりは森づくりであり、森づくりは家づくりかもしれません。

木材を上手に使うための5つのモノサシ

産地

森林の持続可能性

・森林の適正な管理計画が明確に示され、実施されている。
・国内の森林関連法、国際条約と国際的取り決めを遵守している。
・林業と地域社会との適正な関係性が保たれている。
・生態系、水資源、土壌が適切に保全されている。

流通

流通経路の透明性・信頼性

・産地から消費地までの間に木材が通過した、一連の流通経路情報が確認できる。
・偽りのない、信頼性の高い情報として確認できる。

省エネ

木材生産の環境負荷削減

・木材の製造エネルギー(特に「輸送過程」と「乾燥過程」)の削減に寄与している。

品質

木材の強度・乾燥

・木材製品の品質で特に重要な強度、含水率が確認できる。

長寿命

木材の長期利用

・古材やリユース材など長期利用された木材である。
・木材の長期利用のための措置や工夫が施されている。

地球環境を考えた木材の使い方を。action for earth

木材を上手につかうこと。
それは、
今、私たちができる
地球環境保全への大きな貢献の1つです。

私たちはどんなところで 木材を使っているのでしょう。 住宅や建築物、家具や雑貨、 木材チップから生まれる紙製品など 目に見えるものから、見えないものまで、 結構たくさんつかっています。

木材は、普通の工業製品とは異なり自然の山で、太陽と地球の恵によってつくられます、木材をつくるためには、人が手入れを続けている森林は、人工林と呼ばれ、古くから 、山で木を育て、使うことで、自然の恵を上手に受けてきました。

日本は、国土の64%が森林です。 森林は木材を育てるだけではなく、水や大気の浄化、土砂崩れの防止、多様な生物を育むことなど、私たちの環境そのものを維持してくれる、かけがえのない存在です。


しかし、そんな日本の森林が、今、たいへんなことになっています。特に、全体の4割を占める人工林が、瀕死の状態です。日本でつくられた木材があまり使われなくなったため、途中で手入れをやめてしまったからです。

人間の都合に振り回される。 人工林も黙ってはいません。 一度手入れをやめてしまった森林は、とたんに、私たちに牙を向けます。水や大気の浄化をやめ、土砂崩れを起こし、様々な生物の生きる環境も奪います。

木を植えて、木を育て、大きくなったら木を使い、また木を植えること。これを持続していくことが、人間が木材という自然の恵を受け続けるための鉄則です。森林の持続可能性と言いますが、これを無視した森林が、世界中に増えています。

伐った後に、木を植えない森林、伐ってはいけない森林からの伐採、国内や世界の様々な法律や取り決めを 無視した木材の伐採、このままでは、あっという間に 地球上の森林は無くなってしまいます。

私たちが使っている木材がどんな森林から伐られたものなのか、もしかしたら、とんでもない森林から伐られた木材かもしれません。木材を使う私たちが、木材が伐られた森林を知ること、それはとても大切なことです。

また、木を伐った山が、再び木材を育むためには、最低、数十年はかかります。 木が育つ時間を考えずに、私たちが木材をすぐに使い捨ててしまったら、木を植えて、育て、使い、また植える、という循環は成り立ちません。

木材を、大切に、長く使うこと。これは地球温暖化防止においても大きな意味があります。木材の中には、山で成長する時に吸い込んだ二酸化炭素が炭素となって、たくさん蓄えられているため、身の回りの木材 製品を増やすことで、大気中の二酸化炭素を減らす効果があるのです。

急激に工業化した今でも、木材は世界中でたくさん使われています。少し意識して上手に使うと、地球環境へ貢献できることが見えてきます。